ゆりか、高校2年生
ひょんなことから女子高生アイドルを追うようになった。
前回取り上げたまゆに続き、今回は高校2年生のゆりかをご紹介する。
透明感を持った少女
先日の”まゆ”と同じスタジオで練習していたもう一人の少女が”ゆりか”だ。
高校2年生だという。
華奢な体つきながら、ダンスのキレはアグレッシブ。揺れ子のように腰が左右に弾む。
前回の”まゆ”はどちらかというと”陽”な印象がある。目立つし、目で追ってしまうタイプだ。パッと見た時に一番最初に視界に入るような子だ。
対して、この”ゆりか”は静かな存在感を持つ。前に前に出てくる感じはないが、一度目に入ると、目が離せなくなるような感覚がある。
ただまあ、中身は普通の女子高生のようだ。
前回もお伝えしたが、練習中、何度もメンバー同士でじゃれあう様子が見られた。そこには悲壮感もなければ押し付けがましい熱血感もない。
ゆりかに話を聞いてみた。
前回のまゆと同じタイミングだったが、池袋の某ファミレスで話を聞いてみる。練習後にスイーツを美味しそうに食べる姿は、どこにでもいる女の子だ。
見た目は普通に美少女なのだが、内面はどうもクセがありそうだ。学校の友達には「釣り師」と呼ばれているらしい。ドッキリを仕掛けたりするのが好きなのだろうか。ちょっとしたいたずらっこのような雰囲気がある。
彼女は元々、地味で暗い子だったそうだ。まあ確かに、上述した通り前に前に、という印象は持たないので、納得感がある。
ではなぜ、そんな子がアイドルを目指すようになったのか。
それは彼女もやはり、憧れのアイドルがいるからなのだ。
彼女が小学校6年生の時に出会ったのがきゃりーぱみゅぱみゅ。言わずと知れた、原宿文化を象徴するアーティストだ。世間一般的にアイドルというのかどうかわからないけど、少なくとも彼女にとってはアイドルなのだろう。
「人とかぶらない、自分だけの世界観を持ってるところが好き」と彼女は言う。地味で暗かった彼女からすると、他の誰にも真似できない世界観を持つアーティストであるきゃりーは衝撃だったのだろう。きゃりーを知ってから、彼女は”自分”を少しずつ前に出し始めるようになる。
そしてそのひとつの結果として、アイドル活動があるのだろう。きっかけはスカウトという偶然のものだったかもしれないが、目の前に突然現れたチャンスに飛び乗ったのだった。
ただ、これまでの生活でやってきたことはバレーボールくらいで、ダンスの経験はない。必死でキャッチアップしながら前へと進むことになる。
ただ、「自分が楽しめるような活動をしていきたい」と彼女。そこには悲壮感はなく、仲間とともに明るく楽しく、”自分らしさ”を形作っていくことになるのだろう。
で、先日もお伝えしたがこれがオフィシャルの宣材写真。
センターだった。
デビューライブが新宿で8月14日にあります。
詳細は、